胚移植後の生理はいつくる?
胚移植後の生理は、一般的には、妊娠判定の数日後にきます。
排卵後3〜5日目の内膜に胚を戻した後、7〜10日経ってから妊娠判定を行います。妊娠判定の結果が陰性、つまり妊娠していなければ黄体ホルモンの補充(後述)をやめ、2〜3日で生理がきます。
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胚移植後の判定前に生理・出血がある理由
胚移植後の妊娠判定前に出血がある理由として、妊娠判定陰性の可能性もありますが、他にも移植の際の刺激や着床出血が考えられます。
胚移植で腟内を洗浄する際やカテーテル挿入時の刺激により、出血が起こることがあります。ほとんどの場合出血は2〜3日で収まりますが、出血が継続する場合にはクリニックに相談しましょう。
着床出血とは、受精卵が着床する際に起こる出血のことで、妊娠3〜4週目に起こります。一般的に出血量は生理と比べると少量ですが、症状は人によって異なります。また着床していても着床出血が起こらない場合もあります。
体外受精と黄体ホルモン
黄体ホルモン(プロゲステロン)とは排卵後に黄体から分泌されるホルモンで、子宮内膜を着床しやすい環境に整えるはたらきをします。
新鮮胚移植の場合は、排卵直前に採卵をするため、黄体が十分に形成されず黄体ホルモンの分泌が不足することがあります。そのため胚移植にあわせて、、腟坐薬もしくは注射で黄体ホルモンの補充を行います。
また、凍結融解胚移植の場合も、ホルモン補充を行う場合があります。
胚移植後のおりものや基礎体温について
胚移植後は、赤色や茶色などの血液が混じったおりものが出る可能性があります。多くの場合そのようなおりものは2〜3日で収まりますが、出血が増える場合や出血が継続する場合はクリニックに相談しましょう。
胚移植後の基礎体温は、通常高温期となります。ただし基礎体温はあくまで目安であり、妊娠判定は血液検査で行います。
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よくある質問
生理がきたら薬はやめてもいい?
クリニックでの妊娠判定の前に、薬(ホルモン剤)の服用を自己判断で中止してはいけません。
生理のような出血があるなど、妊娠していないのではないかと感じても、クリニックでの妊娠判定を行うまでは医師の指示通りに薬の服用を行いましょう。薬の服用を中止することで流産につながってしまうこともあります。
生理がきたら判定日は行かなくてもいいですか?
妊娠判定前に生理のような出血があったとしても、クリニックでの妊娠判定を行ってください。胚移植後の出血は必ずしも生理ではなく、移植時の刺激による出血や着床出血である可能性があります。
おわりに
トーチクリニックでは、医師による診断や治療のカウンセリングに加えて、心理カウンセラーが心理的な負担や人に話しにくい悩みなど、医療での解決が難しい「お困りごと」について一緒に考える機会も提供しています。
恵比寿駅から徒歩1分の便利な場所に位置し、週7日(平日・土日祝)開院しており、働きながらでも通いやすい環境を提供しています。
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