#02「患者さんとの距離感が近く、一緒に喜びを感じたい」| 時短で働くママ培養士 城﨑有加インタビュー

プロフィール

トーチクリニック培養士 城﨑有加

大学卒業後、静岡県の不妊クリニックで培養士として5年間勤務後、結婚出産を期に1年間の休職を経て順天堂大学浦安病院で5年間勤務。2022年4月より、トーチクリニックに就職し、培養室の立ち上げから携わる。

胚培養士を志したきっかけを教えてください。

大学の時に獣医畜産学部にいたのですが、大学の授業で動物生殖学を学んだ際に生命の誕生、動物の繁殖について興味をもち動物学研究室を専攻していました。研究室で牛の受精卵や卵の発育を研究しており、生命が育っていく姿に感動しました。大学4年生の時に、この研究室で生かしたことを仕事にできないかと考えていた時に、大学のOBの培養士の方のセミナーを聞いて胚培養士の仕事を知って興味を持ち、培養士になりました。

やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

やっぱり、患者さんが妊娠した時ですね。そして、患者さんが「生まれました!」と赤ちゃんを連れてきてくれたり、写真で見せてもらった時に実感がわき、とてもやりがいを感じます。

胚培養士として大事にしていることは何でしょうか?

患者さんの大事な精子と卵子を扱っているので、その取り扱いに最後まで責任を持つという考えで働いています。そのためには質の高い技術が必要だと思いますし、新しい技術やその技術の医学的根拠などにもアンテナをはるように心がけています。

普段どのようにして新しい技術や知識を身につけていますか?

学会や学会が主催するセミナーには積極的に参加しています。また、他のクリニックにいる知り合いと情報交換をしたり、常に情報は得るように心がけています。

室長の田中さんと同じなのですが、新しい情報を得たとしても、それが医学的に根拠があり、患者さんにとってプラスになることなのか?をきちんと調べるようにしています

トーチクリニックへの転職を決めた理由は?

元々、院長の市山先生と大学病院時代に一緒に働いていました。大学病院時代は患者さんと直接話す機会や患者さんの顔を見る機会がほとんどなくて…。大学病院の前に勤めていたクリニックは患者さんと距離感が近く、患者さんの顔を見ながら、患者さんに寄り添って仕事ができていたことを思い出しました。患者さんとの距離が近いと、患者さんが妊娠・出産した時の喜びをより濃く感じられるので、またそのような仕事の仕方がしたいなと思っていた矢先、市山先生が開業すると聞いて。市山先生の目指すクリニック像が自分自身の理想の働き方と近かったことから、開業から携わることに決めました。

培養室はどのような雰囲気ですか?

仕事の話はもちろんですが、気さくに色々な話をします。その人の個性を知るためには業務だけじゃなく、雑談も大事ですよね。笑

お互いのことをより理解し合えているので、協力しあって助け合える雰囲気だと思います。また、外来と密にコミュニケーションを取るようにも心がけており、会話量は多い職場だと思います。市山先生は誘発から培養まで何が課題なのかを話しやすい先生なので、一緒になって培養成績をあげ、妊娠率を上げるために取り組むことができる職場だと思います。

2児の母でもあると聞きましたが、ワークライフバランスはどうとってますか?

室長の田中さんや、職場のメンバーが協力的ですごく助かっています。

私には5歳と7歳の子供がいるのですが、保育園や学校の送り迎えができるように、時短勤務で働いています。また、土日も基本的にはお休みにさせてもらっており、家族との時間を取るようにしています。正直、平日はお迎えも遅くなってしまうこともあったり、なかなか子供との時間が取れていないとは思うのですが…時間が取れない分、寝る前に本を読んで子供と過ごす時間を作ったりと工夫していますね。また家事も手抜きで無理なくしています。完璧に全てやるなんて大変ですよね…(笑)

それでもやはり、仕事を続けられているのは、職場や家族の理解と協力があるからだと思います。子供たちも「ママ、卵のお世話がんばってね」と応援してくれたり…

仕事と家庭の両立は自分自身の力だけでどうにかなるものではないと思っており、職場や家族の協力が一番だと実感しています。

1日の流れ

08:00 保育園・学校に子供を見送る

09:30 クリニック到着。情報共有・打ち合わせ

12:30 昼休憩

13:30 指示確認

14:00 受精作業開始

17:00 退社

18:30 保育園・小学校へ子供のお迎え

関連記事