作用
- 腟に直接挿入することで作用する黄体ホルモン(プロゲステロン)製剤で、子宮内膜を脱落膜化させ、受精卵や胚が着床しやすい環境を整えます。また、着床後も補充を続けることで、妊娠を維持する働きもあります。胚移植時に使用します。腟に薬剤を挿入する方法は肝臓で代謝されることなく、粘膜から直接ゆっくりと薬剤を吸収できます。
副作用
- 発疹 、蕁麻疹 、肝機能異常 、悪心 、嘔吐 、食欲不振 、頭痛 、眠気 、浮腫、腟出血、腹痛、腟内異物感など
- 1回1本、1日1回腟内に投与します。専用のアプリケータの中にゲルが充填されており、使用前に包装を破り、アプリケータを3-4回強く振ってゲルが細い方に集まるようにします。平たい部分を持ち、細い方の端にあるねじ切りタブをねじって切り外します。その後は、アプリケータを腟に差し込み、バルブ部分を押してゲルを腟内に注入します。
注意点
- 室温(1℃から30℃)で保管してください。
- アプリケータ使用時にハサミ等の使用はしないでください。
- 使用後のアプリケータは普段のゴミと一緒に捨ててください。
- 腟坐薬のため、肛門には挿入しないでください。
- 妊娠中・授乳中の方は医師に相談してください。